BingXの現物(スポット)取引とは?基本的な仕組みと特徴

BingX の現物取引は、仮想通貨(暗号資産)を実際に購入・保有し、価格の上昇や下落に応じて売買を行う、最も基本的な取引方法です。レバレッジを使用せず、自分が保有している資金の範囲内で取引するため、仮想通貨取引が初めての人でも比較的安心して利用できます。

海外取引所というと難しい印象を持たれがちですが、BingXの現物取引は操作がシンプルで、日本語UIも整っているため、国内取引所から移行する際の違和感は少なめです。


目次

BingX 現物取引の基本構造

BingXの現物取引では、USDTやUSDC(ステーブルコイン)、BTCを基軸通貨に、さまざまな仮想通貨を売買します。たとえば、USDTを使ってBTCやETHを購入し、価格が上昇したタイミングで売却することで利益を確定します。

この現物取引では、デリバティブ取引とは異なり、価格が上昇または下落した場合でも強制的に決済されることはなく、自分の判断で売却するまで仮想通貨を保有し続けられる点が特徴です。

そのため、短期売買だけでなく、中期・長期での保有に向いています。

項目内容
取引所名BingX
対応言語日本語対応
利用形態海外仮想通貨取引所
取引方式現物取引 / デリバティブ取引
主な特徴コピートレード、デモトレード
利用環境Web / iOS / Android

現物取引の簡単な流れ

現物取引はBingXをはじめ、どの暗号資産(仮想通貨)取引所でも、利用する一般的なサービスです。

ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を購入するためには、現物取引を必ずマスターする必要があります。現物取引の方法を覚えることで、仮想通貨で儲ける・稼ぐを実現できます。


1.取引ペアを選択

取引したい通貨ペアを選択します。基軸通貨には、USDT、USDCのステーブルコインの他、ビットコイン(BTC)が採用されています。USDTが最も一般的な基軸通貨として利用されているため、迷った場合はUSDTを選択しましょう。


2.入金

BingXのプラットフォーム内に選択した通貨ペアの仮想通貨が存在しない場合は、取引ができません。例えば、BTC/USDTを選択し、取引を行う場合、BTCもしくはUSDTのどちらかを入金されている必要があります。


3.取引開始

取引を開始するための取引設定を行います。成行・指値注文などの注文タイプを選択し、価格や枚数を入力・選択することで、希望の購入・売却を設定します。

具体的な「注文方法」は、当記事「【実践編】現物取引で利用できる主な注文方法」で解説しています。


4.保留中・約定済みの注文を確認する

注文した取引に関する保留中の内容や約定済みの注文を確認できます。いつ、どのような取引を行なったかを確認でき、どのぐらいの利益や損失が発生したのか、今後の分析に役立てます。


【実践編】現物取引で利用できる主な注文方法

BingXの現物取引では、初心者でも理解しやすい基本的な注文方法が用意されています。今回ご紹介する注文方法は、BingXはもちろん、どの取引所でも一般化されている注文方法です。

用途に合わせた”3つの注文方法”

BingXに採用されている成行注文、指値注文、利確/損切り 注文は、それぞれのニーズに合わせた注文方法です。この3つの注文方法を理解することで、最大限の利益を生み出すことや、損失を最小化させることができます。


1.「成行」注文

成行注文は、現在の市場価格ですぐに売買を成立させる方法です。「すぐに買いたい」「今の価格で売りたい」といった場面で使用されます。

相場の急変時や、エントリー・決済を急ぎたい場合に便利ですが、価格を指定できないため、想定より少し不利な価格で約定する可能性がある点は理解しておく必要があります。

現在の価格が2,600の場合、成り行き注文では、注文は即時に対抗価格で約定されます。しかし約定価格は必ずしも2,600で約定されるとは限りません。市場のボラティリティによっては、2,600よりも高くなる場合や低く注文される場合があります。


2.「指値」注文

指値注文は、自分で価格を指定し、その価格に到達した場合に売買が成立する注文方法です。「この価格まで下がったら買いたい」「この価格まで上がったら売りたい」といった戦略的な取引に向いています。

BingXでは指値注文の設定もシンプルで、初心者でも使いやすい設計です。感情的な売買を避けやすく、計画的な取引を行いたい人には指値注文が適しています。

現在価格(A)が、指値価格(C)に達する or それを下回った場合、注文が自動的に実行されます。しかし、購入注文の指値価格が現在の価格と同じかそれ以上に設定されている場合は、その注文は即座に実行されます。そのため、購入注文の指値価格は現在の価格よりも低く設定する必要があります。

例:
1) 上図では、現在の現在価格(A)が100です。指値購入注文(C)を80に設定した場合、価格が80(C)まで下がる、またはそれを下回るまで注文は実行されません。

2) 一方、購入注文の指値価格(B)を120に設定した場合、現在の価格よりも高いため、注文は120ではなく100前後の最良価格で即座に実行されます。


3.「利確 / 損切り」注文

利確/損切り注文は、最終価格があらかじめ設定されたトリガ一価格に達した時にトリガーされ、指定された注文タイプがユーザーによってあらかじめ設定された価格と数量で実行されます。

現在価格(A)が900のときに、「上は1,000で利確」「下は800で損切り」を自動で行いたい場合、トリガー価格(B)と注文価格(C)を使って注文を設定します。トリガー価格は「注文を出すきっかけになる価格」で、注文価格は「実際に出される指値価格」です。トリガー価格に到達すると、あらかじめ設定した注文価格(指値)で注文が出されます。ただし、売り注文の場合、注文価格が現在の価格(A)と同じかそれより低い価格に設定されていると、その注文はすぐに約定してしまう可能性があります。そのため、利確・損切りのどちらも、注文が“今すぐ”出ないように価格関係を意識して設定する必要があります。

例:
1)上図では、現在価格(A)が900です。利確のトリガー価格(B)を1,000に設定し、注文価格(C)を950に設定します。この場合、価格が1,000(B)に到達するまでは注文は出ません。マーケット価格が1,000(B)まで上昇したタイミングで、指値950(C)の売り注文が自動で発注され、利確が実行されます。

2)一方、損切りのトリガー価格(B)を800に設定し、注文価格(C)を750に設定します。この場合も、価格が800(B)に到達するまでは注文は出ません。マーケット価格が800(B)まで下落したタイミングで、指値750(C)の売り注文が自動で発注され、損切りが実行されます。


現物取引を使う際に意識したいポイント

現物取引はリスクが比較的低い取引方法ですが、注意すべき点もあります。

まず、価格が下落した場合は含み損を抱えることになります。損失が確定するわけではありませんが、長期間価格が戻らないケースもあるため、「いつ売却するか」という判断は重要です。

また、相場が大きく動く局面では、感情的な売買をしてしまいがちです。あらかじめ購入・売却の目安を決めておくことで、無計画な取引を避けやすくなります。

現物取引はどんな人に向いているか

BingXの現物取引は、以下のような人に特に向いています。

  • 仮想通貨取引をこれから始めたい人
  • レバレッジ取引に不安がある人
  • 仮想通貨を中長期で保有したい人
  • 海外取引所の操作に慣れたい人

一方で、短期で大きな値動きを狙いたい人や、下落相場でも積極的に取引したい人は、現物取引に慣れたあとでデリバティブ取引を検討するとよいでしょう。


まとめ|BingXの現物取引は「最初の一歩」に適した取引方法

BingXの現物取引は、「海外取引所を使ってみたいが、いきなり難しい取引は避けたい」という人にとって、非常に現実的な選択肢です。レバレッジを使わず、シンプルな売買から始められるため、仮想通貨取引の基礎を身につけながら、徐々に取引の幅を広げていくことができます。

現物取引に慣れたあとにデリバティブ取引やコピートレードへ進むための解説も行っています。まずはBingXの現物取引で、海外取引所の操作と相場の動きに慣れていくのがおすすめです。

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