ビットコイン64000ドル突破、中東和平協議と過去最大のETF流入が追い風

イラン和平交渉の進展がビットコイン相場を押し上げる

パキスタンの首相がX上で重要な発表を行い、ビットコイン市場に大きな影響を与えた。イランとの平和協定について「これまで以上に実現が近い」との見方を示し、24時間以内の正式合意と翌週の技術協議の開催予定を明かしたのだ。

この地政学的リスク要因の緩和見通しが買い圧力となり、ビットコインは土曜日に64000ドルを超える水準まで上昇。6月初旬の59000ドル近辺の安値からわずか数日で8%以上の上昇を記録した。中東地域の緊張緩和は金融市場全体のセンチメント改善につながるため、リスク資産であるビットコインは恩恵を受けやすい傾向が強い。

米国現物ビットコインETFが1カ月ぶりの大型流入を記録

地政学的な楽観論に加え、機関投資家の資金流入が相場を支えている。米国の現物ビットコインETFが金曜日に8590万ドルの純流入を記録し、これは5月14日以来の最大規模となった。この流入は市場参加者の買い意欲が回復していることを示唆している。

注目すべき点として、従来はETF保有者がSpaceXのIPO引受資金を捻出するため、ポジション売却を余儀なくされていた。しかしSpaceXのIPO実施により、こうした売却圧力が緩和される可能性が高い。つまり、需給面での逆風が消滅しつつあるという意味であり、ビットコインの上値を押さえていた要因が取り除かれたと解釈できる。

4週連続下落トレンドの終焉が近づく

ビットコインは週間ベースで約1%の上昇を記録しており、このまま上昇を維持できれば4週連続の下落トレンドから脱却することになる。テクニカル的には重要な転換点であり、相場心理の好転を示す指標となるだろう。

6月の安値更新から回復局面に入ったビットコイン相場は、複数の好材料が積み重なることで上昇基調を強めている。地政学的リスクの低下、機関投資家による安定した買い入れ、そして空売りポジションの解消圧力が三つ巴となり、相場を押し上げている構図だ。今後のイラン和平協議の進展状況と米国ETFの資金流向が、短期的なビットコイン相場の方向性を決定づける重要な要素となる見込みだ。

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