マイケル・セイラーのStrategy、1,587ビットコインを1億ドルで追加購入

Strategyが保有ビットコインを846,842BTCまで増加

マイケル・セイラーが率いる企業Strategyは、2026年6月8日から14日にかけて1,587ビットコインを約1億ドルで買い増した。この購入により、同社のビットコイン保有量は合計846,842BTCに達した。平均購入価格は1ビットコインあたり63,024ドルであり、現在の時価は約560億ドルに相当する。Strategyは企業としてビットコインを最も多く保有する組織であり、将来存在するすべてのビットコインの約4パーセントを占めている。

セイラーはX(旧Twitter)で公式に買い増しを発表し、同時にドル準備金を1億ドル増加させ、総額11億ドルに拡大したことを明かした。

この戦略的な資本配分は、同社がビットコイン積立と企業債務の利息支払い、優先株配当の両立を目指していることを示唆している。

株式発行による資金調達で二重の目標を実現

Strategyは6月にATM(自動売却)プログラムを通じて約173万株のMSTR株を売却し、2億900万ドルを調達した。この資金がビットコイン購入とドル準備金の拡大に充てられている。同社が2025年12月に確保したドル準備金は、優先株の配当と負債利息の返済に備えるものである。

このアプローチは、ビットコイン保有量を増やしながら、企業の財務義務を履行できる柔軟性を保つものだ。6月1日には32ビットコインを売却し、優先配当金を賄っている。保有ビットコインの平均購入価格は1ビットコインあたり75,656ドルであり、総投資額は約640億ドルに上る。企業がビットコイン資産と現金準備の両方を維持することで、市場変動への対応力を確保している。

ビットコイン価格66,000ドル超で買い増しが加速

記事公開時点でビットコインは66,000ドルを超える水準で取引されており、Strategyの株価は市場前取引で5パーセント上昇した。先週のイラン・米国交渉の進展により、中東情勢への不安が軽減され、仮想通貨市場全体がリスク選好的な動きを見せている。

ビットコイン価格が63,000ドル台での買い増しは、比較的割安な水準での戦略的な資産構築を意味する。Strategyのような大型機関投資家の継続的な買い増しは、機関投資家層によるビットコイン需要が堅調であることを示している。今後の金融政策決定や地政学的イベントがビットコイン価格に与える影響は大きく、同社のような長期的な資産蓄積戦略が市場全体のトレンドに影響を与えている。

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