予測市場規制でトランプ政権と対立、共和党州ケンタッキーの法的戦い

予測市場プラットフォームへの規制強化、各州が相次いで訴訟

仮想通貨業界で急速に成長している予測市場。KalshiやPolymarketといったプラットフォームは、将来の出来事の結果を予測して賭ける仕組みで、スポーツベッティングと類似した機能を提供している。こうした企業に対して、米国内の複数の州が違法なスポーツベッティング行為として訴訟を起こし始めた。ケンタッキー州の司法長官ラッセル・コールマン氏は、これらの企業がケンタッキー州でライセンスなしに違法なスポーツブックを運営していると主張。さらにCoinbaseやRobinhoodといった暗号資産取引所がこれらのプラットフォームのパートナーとして機能しており、ギャンブル依存症対策の十分なリソースを提供していないと指摘した。

トランプ大統領の意外な立場、CFTC独占規制を支持

注目すべき点は、共和党が圧倒的多数派のケンタッキー州が、同州民から64%の支持を獲得したトランプ大統領の方針と対立していることだ。トランプ大統領は、予測市場の規制は連邦商品先物取引委員会(CFTC)に一元化されるべきだという立場を明確にしている。実際にTruth Socialで「CFTCの予測市場に対する独占的権限を維持することは極めて重要」と投稿し、「これは大きな産業であり、保護する必要がある」と述べた。CFTCのマイク・セリグ委員長を「すべての人に尊敬される」と評価し、その主導権を全面的に支持している。

規制権限をめぐる連邦と州の衝突、CFTC側の攻勢が強まる

CFTCは現在、8つの州に対して訴訟を提起しており、最近ではニューメキシコ州を相手方として新たに訴訟を開始した。セリグ委員長は、予測市場(イベント契約)は米国の派生商品市場に直接含まれるため、CFTCの明確な管轄権の下にあると主張。州レベルでの規制権を認めないという強硬姿勢を貫いている。コールマン司法長官はトランプ大統領に指名された元連邦検事であるにもかかわらず、この政権の方針に異議を唱えることになった。ケンタッキー州の訴訟はミネソタ州やイリノイ州といった民主党主導の州による同様の訴訟と並行して進行しており、規制権限をめぐる連邦と州の衝突は今後も激化する見通しだ。Polymarketは公式声明で「この措置はCFTCが確立した予測市場の規制枠組みに反している」とコメントしている。

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