Solanaの新提案でSOL焼却額が最大65万ドル規模に
手数料改革でSOLのバーンが最大14倍に増加
Solanaでは、SOLの新規発行を減らし、バーン(流通から恒久的に削除する仕組み)を増やす2つの提案への支持が集まっている。SIMD-0553は、取引が消費するネットワーク資源に応じて手数料を設定する仕組みを導入する提案だ。実現すれば、現在1日約650SOL、約4万7,000ドル相当のバーンが、7,500〜9,000SOL、最大約65万ドル相当まで増える可能性がある。
ただし、これは予測レンジであり、実際のバーン額はネットワーク利用状況やSOL価格によって変動する。バーンとは、SOLを使えない状態にして供給量を減らす処理を指す。
インフレ率を2029年までに1.5%へ引き下げる計画
もう一つのSIMD-0550は、Solanaのディスインフレーション(新規発行量を段階的に減らす仕組み)の年間削減率を15%から30%へ倍増させる提案だ。これにより、最終的なインフレ率である1.5%への到達時期を2032年から2029年へ前倒しする。6年間で約1,890万SOLの発行を抑える見込みで、現在の価格を基準にすると約13億6,000万ドル相当となる。
Solanaのインフレ率は現在約3.8%で、開始時の8%から既存の削減スケジュールに沿って低下してきた。2つの提案は、既存のSOLをバーンで減らす一方、新たに発行されるSOLも抑える点で連動している。
投票には約4,000万SOLの追加支持が必要
シグナリング(バリデーターが支持を表明する手続き)では、24.94百万SOLのステークが支持を示している。これはステーク総量432.65百万SOLの5.8%で、正式投票に進むための15%基準の約38%に相当する。8月18日の締め切りまでに、約39.95百万SOL、金額にして約29億ドル相当の追加支持が必要だ。
支持を表明したバリデーターは16組で、最大の支持者はHeliusの16.03百万SOLだった。Blueshiftが3.6百万SOL、Temporal Emeraldが1.24百万SOLで続いている。なお、バーンが1日9,000SOLに増えても、1日約60,000SOLとされる新規発行量を下回るため、手数料改革だけでSOLがデフレ資産になるわけではない。日本の投資家は、バーン増加を価格上昇の直接的な材料とみなさず、提案の成立状況、発行量、ネットワーク利用率を分けて確認する必要がある。
出典:CoinDesk
