サンディスクとWD株が10%急落、AI資金はビットコインへ回るのか

AI関連株の急落がビットコインに示す資金循環の変化

好決算でもサンディスクとウエスタンデジタル株が約10%下落

2026年8月6日、AI向けストレージ需要の恩恵を受けてきたサンディスク(SNDK)とウエスタンデジタル(WDC)が、寄り前取引でともに約10%下落した。両社は強い四半期決算を発表したが、投資家の期待が高まりすぎていたため、先行き見通しが失望材料となった。

サンディスクは第4四半期に過去最高となる89億70,000,000ドルの売上高を計上し、非GAAPベースの1株利益は39.25ドルだった。ウエスタンデジタルも売上高37億50,000,000ドル、前年同期比44%増を記録し、粗利益率は54.4%まで上昇した。

一方、サンディスクの第1四半期売上高見通しは107億ドルで、アナリスト予想の112億ドルを下回った。1株利益見通しも予想未達となった。ウエスタンデジタルの見通しは堅調だったが、過去12カ月で株価が約550%上昇していたため、投資家はさらなる大幅な上振れを求めていた。

AIブームで急騰した株式から資金が移る可能性

サンディスクの株価は過去12カ月で3000%超、ウエスタンデジタルは550%超上昇した。両銘柄はAIブームの代表的な恩恵銘柄となり、暗号資産や貴金属を大きく上回る値動きを見せていた。

サンディスクの取締役会は、追加で140億ドルの自社株買いも承認した。これにより、自社株買いの総額は155億ドルとなる。ただし、強力な決算や株主還元策だけでは、非常に高い成長期待を満たせない局面に入った可能性がある。

ここで重要なのが「資金ローテーション」だ。これは、投資家が上昇してきた資産から資金を引き揚げ、別の資産へ移す動きを指す。AI関連株の勢いが鈍化し始めれば、金やビットコインなど、これまで資金を奪われていた資産に注目が戻る可能性がある。

元記事で引用された公式発表では、AI関連市場と暗号資産市場をめぐる資金の流れが注目されている。

金の上昇とビットコインの底堅さが示す投資家心理

金価格は数日間で7%超上昇し、ビットコインは64,000ドル台を上回って推移した。Coldcardのエクスプロイト(システムや脆弱性を悪用する攻撃)が発生したにもかかわらず、ビットコインは大きく反応しなかった。

この値動きは、仮想通貨市場にとって一定の意味を持つ。AI関連株への集中投資が一服するなか、ビットコインが64,000ドル超を維持していることは、投資家の関心が完全に失われているわけではないことを示す材料となる。

ただし、サンディスクとウエスタンデジタルの下落だけで、資金がすでにビットコインへ移ったと断定することはできない。株式、金、ビットコインは異なるリスク要因で動くため、日本の投資家は個別ニュースだけで売買を判断せず、出来高や市場全体の流れも確認する必要がある。今回のニュースは、AI一辺倒だった市場で投資テーマの見直しが始まる可能性を示すシグナルとして捉えるのが適切だ。

出典:CoinDesk

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