Liquidが3,400BTCを返還、ホワイトハットは598.5BTCを保持

Liquidの流出BTC、85%が返還され598.5BTCが残る

Liquid Networkの連合ウォレットから約4,000BTCを移したホワイトハットは、2026年9月7日に3,400BTCを返還した。598.5BTCは残っており、日本の利用者はブリッジの脆弱性と返還条件を確認する必要がある。

確認できた事実:3,400BTCがLiquidのアドレスへ戻った

ホワイトハット側は、Liquid Networkの連合ウォレットから移した約4,000BTCのうち3,400BTCを2026年9月7日に返還した。

オンチェーン取引では、3,400BTCがLiquidのペグ用スクリプトアドレスへ送られ、598.5BTCが同じ保有者アドレスへ戻る形になった。これは流出額の約15%に相当し、当時の価格で約4,8,000,000ドル規模の金額だ。返還前には、Bitcoinのブロックへメッセージを書き込むOP_RETURNを使い、ホワイトハット側とBlockstream関連アドレスが連絡を取っていた。Blockstream側はブリッジノードの修正完了後、安全に返還できると伝えた。公式投稿でも関連するオンチェーン情報が共有されている。

日本の読者への影響:ブリッジ利用では技術障害と返還条件を分けて見る必要がある

今回の件は、暗号資産の保管先だけでなく、異なるチェーン間を接続するブリッジの実装不具合が資産移動に直結し得ることを示す。

Liquid側の説明では、約4,000BTCの移動はSideSwapのペグアウト経路を通じて行われ、PAK自体は侵害されず、ほかの発行資産にも影響はなかったとされる。また、SideSwapは当初のL-BTCのペグアウトについてElementsのバグに起因すると説明していた。日本の利用者は、L-BTCなどの資産を扱う際、取引所やウォレットの残高だけでなく、ネットワークの停止状況、ブリッジの修正完了、公式アナウンスを確認すべきだ。なお、598.5BTCの保持が正式な報奨金として合意されたかは、公開情報だけでは確定していない。

helloBTC編集部の整理と今後の注目点:返還完了ではなく脆弱性修正と交渉の行方が焦点だ

今回確認できたのは大部分の返還であり、事件全体の解決や残る598.5BTCの最終的な扱いが確定したわけではない。

注目点は、修正されたコードやブリッジノードの安全性について追加説明が出るか、LiquidとBlockstreamが残金をどう扱うか、そして同様のペグ経路で再発防止策が示されるかである。暗号資産投資家は「返還されたBTCの数量」と「原因となったバグの修正・検証」を別々に評価する必要がある。特に、報奨金をめぐる交渉内容は暗号化メッセージのため公開情報が限られており、推測で確定情報として扱うべきではない。

一次資料:Alex Thorn(Galaxy Research)

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