Riot Platforms株が20%急騰、Anthropicと91億ドルのAI契約

Riot Platforms、Anthropicとの長期AI計算資源契約で株価急騰

Anthropic向け91億ドル契約でRiot株が20%超上昇

ビットコインマイニング企業のRiot Platforms(RIOT)の株価が、米国市場の取引開始前に20%超上昇した。同社が大手AI研究企業と、AI計算資源を提供する総額91億ドルの契約を結んだためだ。Bloombergは契約先をAnthropicと報じている。

契約期間は20年で、テキサス州ロックデールの拠点から191メガワットの計算能力を提供する。運用開始は2027年12月、全面的な設備展開は2028年6月までを予定している。5年間の延長オプションが2つあり、行使された場合の契約総額は161億ドルに達する可能性がある。

ビットコイン採掘施設をAIインフラへ転用する動き

Riot Platformsは、従来のビットコインマイニング中心の事業から、AIインフラ提供へと事業領域を広げている。ビットコインマイニング施設には、送電網への接続、広い土地、冷却設備などが整っているため、電力を大量に消費するAI計算基盤を比較的早く整備できる利点がある。

AIインフラ事業では、長期契約による安定した収益が期待できる。一方、ビットコインマイニングの収益は、BTC価格やネットワーク上の競争、採掘難易度などに左右されやすい。Riotの今回の契約は、マイニング企業が保有する電力とデータセンター設備をAI需要に振り向ける、業界全体の転換を示す事例だ。

Riotはすでに半導体メーカーAdvanced Micro Devices(AMD)との契約も抱えており、ロックデール拠点で契約済みのAI計算能力は合計241メガワットとなった。第2四半期には25メガワット分を提供し、さらに25メガワット分を建設中である。

Riotの業績とビットコイン保有量から見る投資家への影響

Riotの第2四半期売上高は前年同期比などの比較期間は元記事で示されていないが、前期から14%増の1億74,200,000ドルだった。このうちデータセンター収益は23,200,000ドルである。一方、ビットコインマイニング収益は1億13,700,000ドルに減少した。BTC価格の低下とネットワーク競争の激化が、生産量の増加による効果を打ち消した。

同社はデータセンター投資の資金を確保するため、毎月のビットコイン生産分を売却し、保有BTCを減らしている。BitcoinTreasuries.netによると、四半期末の保有量は1万5680BTCから1万1380BTCへ、3カ月で4300BTC減少した。

日本の投資家にとって、今回のニュースはビットコイン価格だけでなく、マイニング企業の収益モデルにも注目する必要があることを示す。AI契約は長期的な売上基盤になり得るが、設備投資、建設の進捗、契約延長の実現は今後の確認事項である。Riotは基本契約期間で73億ドルから82億ドルの累積営業利益を見込むとしているが、AI関連銘柄全体では売りが続き、競合のCipher Mining、TeraWulf、IRENは過去最高値から40%超下落している。

出典:CoinDesk

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