Securitize、4億ドル調達で上場へ ブロックチェーン証券化が加速

BlackRock支援の大手トークン化企業が米上場を目指す

ウォール街の資産をブロックチェーン上で証券化する企業Securitizeが、約4億ドルの資金調達により7月にニューヨーク証券取引所に上場する。特別買収目的会社(SPAC)との合併により、ティッカーシンボル「SECZ」で取引が開始される予定だ。BlackRockやArk Investなど大手資産運用会社の支援を受けるSecuritizeは、現在のトークン化市場で最大級のインフラ提供企業として位置づけられている。CEO カルロス・ドミンゴは「8年前、大手機関がトークン化証券を採用することは理論的でしかなかった。今は主流になりつつある」とコメントしており、業界の急速な成長を実感させる。

時価3,000億ドル超へ拡大するトークン化市場の現状

リアルワールドアセット(RWA)のトークン化市場は、ステーブルコインを除いて既に300億ドルを超える規模に達している。ボストン・コンサルティング・グループとリップルの予測によれば、この市場は2033年までに18.9兆ドルに拡大する可能性がある。投資信託、債券、プライベートクレジットなどの伝統的な金融商品がブロックチェーン上で表現される流れは、金融デジタル化の大きな転換点を示している。Securitizeはアポロ、KKR、ハミルトン・レーン、VanEckといった大手機関が伝統的投資商品のブロックチェーン版を発行するのを支援しており、今年はニューヨーク証券取引所のトークン化証券プラットフォーム構築にも関与している。

機関投資家のデジタル化推進がSecuritizeの成長を加速

Securitizeの上場予定日である7月1日は、金融機関にとって重要な転機となる。合併相手のCantor Equity Partners II(CEPT)との統合により実現するこの取引は、ウォール街がトークン化技術をいかに真摯に受け止めているかを物語っている。機関投資家がデジタル資産インフラに投資を集中させる傾向は、ブロックチェーン技術が金融市場の基盤として認識されつつあることを示唆している。Securitizeのような企業が次々と上場する動きは、仮想通貨業界の成熟化と従来の金融市場との融合がもはや不可逆的な流れであることを証明している。

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