UNI急騰で仮想通貨市場が活況、FRB新議長の金利決定を控えて

ビットコイン下落とFRB新議長の金融政策が市場を揺さぶる

仮想通貨市場全体が調整局面に入った。ビットコイン(BTC)は64,746ドルまで下落し、わずか1日前の67,000ドル近辺から急速に値を下げている。この背景にあるのはケビン・ウォルシュ新FRB議長の初めての金利決定発表を控えた市場の不確実性である。アナリスト集団は金利据え置きを予想しているものの、本当の焦点はウォルシュ議長の会見での金融政策スタンスと インフレ見通しにある。投資家たちはインフレ抑制への姿勢がどの程度強いのかを読み取ろうと必死である。暗号資産全体を示すCD200指数は24時間で1.2%下落し、4銘柄を除くほぼすべてのトークンが売られている状況だ。

デリバティブ市場は冷え込み、ボラティリティ指数が低下傾向

取引量の減少は市場参加者の様子見姿勢を象徴している。過去24時間で仮想通貨先物取引高は20%減少して1,650億ドルまで落ち込み、オープンイテレスト(未決済建玉)も2.3%減の1,100億ドルへ縮小した。さらに顕著なのはリクイデーション(強制決済)額が44%急落して3億1,000万ドル程度まで減少したことである。この静寂ぶりはビットコイン30日インプライド・ボラティリティ指数が年率39%前後と6月2日以来の低水準にまで落ち着いたことからも明らかである。市場参加者たちは大きな動きが起きる前に様子を見守っている。一方、カルダノ(ADA)は例外的にデリバティブ取引が活発化しており、オープンイテレストが22.6億トークンまで回復。ただし価格は18セント超から17セント台に下落しており、技術的には売り圧力が優位にある状態だ。

ユニスワップが7日連続上昇、強気相場が続く理由

仮想通貨市場全体が足踏みする中で唯一の光となっているのがユニスワップ(UNI)トークンである。UNIは過去24時間で20%急騰し、週間ベースでは7日連続の上昇となった。この上昇の背景にはスタンダードチャータード銀行による強気予想がある。同行は2030年までにUNIが100ドルに達すると予測しており、この見通しが投資家心理を刺激している。さらにUNIの仕組みであるデフレーション的なトークンノミクス(供給量削減メカニズム)も買い材料として機能している。ユニスワップはイーサリアム上の分散型取引所として普及度も高く、DeFi(分散型金融)市場の中心的な存在であることも注目される。一方で他のアルトコインはNEAR、INJ、ステーブルコイン関連資産が8%近く売られており、市場内での強弱が明確に分かれている。

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